2010年11月4日

一時的にウスケバブログを移行します

残念ながら、ウスケバブログの改修により、使い勝手が極端に悪くなったため、以降の記事や、蒸留所見学の様子などを別のブログで展開いたします。

よろしければ、そちらをご覧ください

http://blog.goo.ne.jp/lcyukito

ウスケバへの連載は、もう少しブログエンジンが安定してから考えます

では、、、  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:59Comments(4)TrackBack(0)お知らせ

2010年10月17日

★ABHAINN DEARG 編

フェリーの発着場所であるストーノウェイ(STORNOWAY)からおよそ1時間。
シングルトラックなど走りにくい道をくねくね進んだ先に目的の蒸留所はあります。

実はこの蒸留所のことは、前回のスコットランド訪問の際に、新聞で知りました。
宿泊先のグラスゴーのホテルで読んだ新聞に

「西の果ての島で、モルトウィスキーが誕生した」

という見出しと共にこの蒸留所のことが紹介されていました。

交通も不便で、名も知らない蒸留所。アイラやオークニーには行くことは有っても
この蒸留所には立ち寄ることはないと思っていました。

しかしながら、この蒸留所の存在が頭から離れず、今回念願の訪問となりました。




目の前にはハッとするほど美しい遠浅の海岸が広がります。
この付近はUK-NO.1の砂浜が各所にあります。遠浅で白く、実に美しいです。




蒸留所入り口にあるシンボルマーク。バイキングをイメージしています。




ピートが山盛りに詰まれていました。




辺境の地にある蒸留所アビンジャラク(ABHAINN DEARG)。別名RED-RIVER-DISTILLERY。
アビンジャラクとはゲール語で赤い川の意味。




目の前に流れる川がピートで赤く見えるようです。

実際には赤と言うより茶色っぽいです。
というより、スコットランドの川は皆同じに茶色いので、どの川も同じような雰囲気です。

正直、非常に辺鄙な場所です。かなりの好き物でなければ訪ねる事も無いでしょう。
ちなみにゲストブックを見ると、日本人は3人しか訪ねていませんでした。やっぱりねえ。

この蒸留所は2008年に操業を開始。
本年10月にファーストフィル(Frist-Fill)をリリースする予定です。

蒸留所の規模はとても小さく、マイクロディスティラリー(Micro-distillery)という
名が相応しいです。

ツアーなどは特に無く、「フラッと立ち寄ってくれればOKだよ」的な運営。
「隠すところは無いから全部写してくれ。触れれくれ。飲んでくれ」ととても熱いです。




Mash-Tunは小さいながら2器あります。小さいながらも機能的な仕様だ。
小さいだけにメンテナンスが大変そうです。




Wash-Backも小ぶりのものが2器あります。アメリカンパインで作られています。
かなり本格的な仕様です。




Pot-Stillと冷却器。真ん中にある銅製のドラム缶のような筒が蒸留器。
そこから個性的なネックが続き、冷却器に吸い込まれて行きます。




今まで見たことも無い形状に驚きです。
容量も小さいため、抽出されるスピリットも非常に小規模です。




リザーバーも木製。「これが俺のこだわりだ」と言っていました。




早速出来たてのスピリットを頂きます。今出来たての一杯です。
とても甘く、香りが豊か。ちょっと甘目が強いかな?

蒸留器など、全ての施設が小さいので、味がストレートに出てしまうためか?
ゆっくり飲んで至福の時間を過ごしました。




Warehouseは事務所の横にあります。赤は初年度のもの、緑は翌年2009年のもの。




本年度は白色を採用しています。

モルトウィスキーは最低でも3年間の熟成が必要と法律で定められています。
従ってこの蒸留所のモルトを飲めるのは、今年度末のようです。



今頂けるのは、熟成2ヶ月の「Spirit of Lewis」。味は非常にまろやか。
2ヶ月でここまで変わるのに、驚きです。

ノンチルなので結構な濁りです。この濁りが濃厚さを引き立てている感じ。
これは非常に期待できますね。

今の日本のモルトブームやハイボールスタイル、日本の食文化やライフスタイルなど
何だかいろいろな話題に関して雑談していました。とても楽しかったです。




ピックアップトラックで眠る愛犬。
毎日ストーノウェイからここまで1時間かけて通勤しているらしいです。

あの道を毎日通っていると思うと大変さが分かります。
それだけに、この蒸留所の成功が楽しみだ。




「俺は酒が好きだ。好きだから自分で作りたくなった。
 むかしは副業としてサーモン養殖を行っていたが、今ではウィスキー作り一本。
 
 大きな蒸留所の有名なモルトとは確かにおいしい。
 でも自分で作った「子どもたち」はもっとおいしい。

 ドンドン日本で宣伝してくれ。そして、ドンドン日本人が訪ねてきて欲しい。
 とても辺鄙な場所だけど、おいしいお酒がお前をもてなすぜ」

 By Marko Tayburn

とても熱い時間を過ごす事ができました。

さあ、日が暮れる前に今日のもう一つのメインディッシュを頂きに行きましょう。
こんな辺鄙な島に来た理由。一つはDISTILLERY、もう一つはSTONEです。

  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 17:40Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月15日

★Scot蒸留所巡り HOW TO DRIVE 編

このへんでスコットランドでの運転方法をまとめます。




当然のことながら、主要なレンタカー会社が空港にはあります。海外でのレンタカーの利用は至極簡単。
国内で日本語予約ができ、予約表を提示するだけ。

返却も鍵入れにキーを返すだけで、何もチェックが有りません。
逆に言えば、借りる時に諸条件をきちんと確認しておく必要があります。
ガソリンは満タン返しが良いですが、満タン返却しなくとも、後でガソリン代込みで請求されます。




運転は日本と同じ右ハンドルの左側走行。メーターはマイルとキロの両表示です。



ヨーロッパはマニュアルが普通。オートマ希望者はその旨を「再三に渡り」要望の事。
オートマ自体が少ないため、準備されない事もあるとか、、、。

リバースの位置も日本とは異なります。シフトの裏側に引っ張る部分があり、これを引きながらリバースに入れます。
普通にギアチェンジしただけではリバースに入りません。




欧州はキリが頻繁に発生しますので、フォグランプやバックランプの操作が必要。
車種によって操作方法は異なります。長旅ですので、徐々にボタンの解釈を行いましょう。




給油は自分で行います。種類は「UNLEADED=無鉛」「DIESER」の2つのみ。
「UNLEADED」には稀に「プレミア」などがあって迷いますが、安い方を入れればOK




給油メーターには、給油量と単価が表示されます。給油番号を受付で申請すると精算されます。
今回の旅では5回ほど給油しました。全てカードでの支払です。




当然のことながら道路標識は全て英語。この程度の英語が分かれば十分です。
フェリー乗り場などはデザインで分かりやすい。




日本人に初めてなものに「ランナバウト」があります。ランナバウトに近づくと予告があります。
ランナバウトは右側優先。右から車が入ってこなければ進入OKです。




これは小さなランナバウト。周囲が見渡せるので、進入しやすく目的の道へも行きやすいです。




一方こちらは巨大なランナバウト。道路の真ん中に森のように中心部が鎮座しています。
まさに、グルグル回る事になります。

ランナバウトは阿吽の呼吸的な部分もあり、慣れるまでは不安かもしれません。
しかし、至極便利な機能で良く出来た仕組みです。




一般道は制限速度が有りません。みんな100kmぐらいのスピードで飛ばしています。
そんな中、重要なのがこのマーク。街中に近づくと、必ずこのようなマークがでて来ます。

その意味は「この先の制限速度は50マイル」という意味。街中だけはしっかり制限速度があります。
私はこの看板を深夜見落とし、警察のお世話になりました。




道路は全て番号管理されています。これから行く先の道路番号を控えていれば、迷う事は有りません。
都市名より道路番号をしっかりメモしておくと、走行が楽になります。

特に今回は都市部を車で回る事が殆ど無いため、番号さえ分かればカーナビなど必要有りません。




道路標識は英語が基本ですが、ハイランド地方や島ではゲール語も表示されています。
英語が白字で、ゲール語がオレンジです。

ゲール語を見かけるようになるとスコットランドに来ていることを実感します。




どんな小さな田舎道でも必ず道番号が記載されます。ちなみにM=高速道路、A=国道、B=県道
的な区分と思えば良いでしょう。Bはシングルトラック(単線)なので走行に注意が必要です。




信号と言えば、都心に少し有るだけ。幹線道路は全てランナバウトが信号代わりです。
逆に、幹線道路にある「橋」などは単線のため、必ず信号があります。




学校などが近くにある場合は、道路を標識が塞ぎ、複線であっても単線になります。
初めは通行止めかと思いましたが、慣れれば至極理に叶った仕組みです。




横断歩道には道路脇にこのようなポールが立っています。先端部分は点滅する仕組みになっています。




めったにありませんが踏み切りもあります。スコットランドでは踏み切りは「一時停止してはいけません」
踏み切りの信号が点滅しない限り、そのまま通過できます。

逆に一時停止すると後ろの車に追突される危険がありますので、ご注意下さい。




センターラインに沿って埋め込まれたシグナル。車のライトが反射される仕組みですが、殆ど機能していません。




スコットランドは羊の国。このような標識を良く見かけます。




羊が道路に居るのは当たり前。運転には気をつけましょう。




Cattle gridは島でよく見かける看板。この看板の先には、、、、




道路にこのような仕組みがあります。羊はこの部分を跨ぐ事ができないため、放牧には丁度良い仕組みです。
雨の日などは、この上を通過すると滑るので注意して下さい。




よく見かける標識シリーズ。この先右コーナー有り。




500ヤード先くねくね道。




頂上付近見通し悪し(と言うより、頂上先は全く見えません)。




9月ぐらいでは、20時近くでも外は明るい。サマータイムに高緯度なので、日本に比べ2時間程度違いが有ります。




アイラ島では、運転していると相手から挨拶されます。
このあいさつですが、定番の仕草はハンドルの上で指を立てるスタイル。

これで挨拶になります。
覚えるととても気持ちが良いです。




後は「慣れる」だけですね。基本は日本と同じなので、運転はすぐ慣れると思います。

では、楽しいドライブを、、、、


  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 01:57Comments(2)TrackBack(0)ニュース

2010年10月15日

★Scot蒸留所巡り DRIVE 編

今回の旅では長い距離を車で移動することが多かった。
この日も、朝から200km近く走りながら、CLYNELISH蒸留所やGLENORD蒸留所を巡っています。

本日の予定は全て終了したので、宿泊場所のアラプール(Ullapool)へ向かいます。
60kmほどの距離が有りますが、山越えなのでちょっと大変そうです。

太陽の高い内の移動なので、景勝地めぐりを兼ねてのんびり向かいます
GLENORD蒸留所から A832→A835 と走り抜けます




収穫が終わった畑がたくさんあります。
スコットランドでは小麦などの収穫は8月末~9月上旬がピークになります。




BLACK-RIVERという名の川と古い石橋。スコットランドの川は殆どが黒々しています。
国土の表層を殆どピート層が覆っているため、川という川が黒っぽくなるようです。




分水嶺近くにある巨大なダム。広く浅いダムでした。
日本のようなダムとは仕様が全く違っています。




巨大な高原。スコットランド全体にいえますが、高い山は殆どありません。
この付近も岩と草が覆い茂る高原が広がっていました。




途中で大雨にやられました。この時期の天候はすぐ変わってしまいます。




と、思っていたら目的地アラプールは夕焼け状態。通り雨のおかげで光り輝いています。




アラプールは港町。
ここからアウターヘブリテーズ(Outer Hebrides)諸島へのフェリーが出港しています。
それだけに、小さいながらも賑わいはあります。




このような街でも現金は24時間引き出すことが出来ます。
Wi-Fi完備、24時間銀行など、ある意味先進ですね。




今夜もTESCOで惣菜関連を購入し夕食にします。
外食をしたくとも、レストランは数件しか有りません。




今夜のB&B。LADY-SMITH。35ポンド朝食付きでした。

先進と言えばスコットランドは完全地デジ化。
田舎町の小さなB&Bでも、既に液晶TVが活躍中です。

チャネル数は決して多くありませんが、夜中になると不思議な番組がたくさんあります。




こちらは、本放送終了後に寝室をずっと放映しているへんてこな番組。
ライブなので、更に不思議度が増します。




こちらはカジノのチャネル。PCと連動し、テレビでカジノを実施しています。




もちろんエロチャネルもあります。
但し、「私とおしゃべりしましょう」って感じの番組です。




今夜の夕食は豪勢?さすがに野菜が足りないので、野菜を買い込む。
が、炒め用野菜だったので食べるのが大変でした。




翌日は快晴。とても気持ちの良い風景が周囲を飾ります。




朝食を宿で取ります。典型的なスコティッシュブレックファーストです。

早速朝一番のフェリーに乗り込みます。目的地のルイス島(Lewis)まで約3時間。
外海のため、相当荒れる模様です。




この区間は便数も少なく利用率も高い。そのため乗用車は2段積みされます。
左の坂状になっている区画が、この後持ち上がり、その下にも乗用車が積み込まれます。
工夫の行き届いたつくりになっています。




予定通り出港したフェリーは外洋を進みます。かなり揺れました。




船の中で昼食をとります。フェリーの中の食事は、とてもおいしいです。




ルイス島は残念ながら小雨交じり。蒸留所に着く頃には上がっていて欲しいです。




ルイス島もピートに覆われています。キレイに切り出しが行われていました。




これまで走ってきた島(ISLAY、ORKNEY)とは全く異なる風景が続きます。
樹木は一切無く、草と岩で覆われた荒々しい風景です。

道は複雑な構造ではないため、迷う事は有りません。
いつもの様に、道の番号を確かめながら進みます。




途中の大きな分岐点。ここを直進します。
牡蠣の養殖が行われていますね。




シングルトラックを走りぬけ、右側にサイケな人形が現れれば、目的地は近いです。




  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 01:37Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月13日

★Scot蒸留所巡り DALMORE GLENORD 編

予定より早くGELNMORANGIE蒸留所の見学が終了したので、近くにある蒸留所を見学します。
初めはDALMORE蒸留所です。




TAINからA9を20kmほど南下したDALMOREに蒸留所があります。
途中に一箇所大きなランナバウトがあります。




A9は南下方面からですと看板が小さく、ちょっと分かり難いかもしれません
A9を走り、左手にウェアハウスが見えたら、その付近で一旦戻ってアプローチするのが最良です。

A9から直接蒸留所へは行けませんので注意下さい
(途中のキルダリー(KIRDARY)で右折しB817で湾沿いに南下するのが一番良いかも、、、)




蒸留所は入り江に面していて穏やかな雰囲気です。
ビジターセンターへ行くと、既にフルブッキングでした。さすが観光地だけありますね。




仕方が有りませんので、ビジターセンターを少し見学します。
ゲストハウスはかなり上品な仕上がりでした。




蒸留所を外側から見学します。ダルモア蒸留所も他の蒸留所同様に壁面が煤けています。
アルコールによる効果が、歴史を感じさせます。




丁度ウェアハウスから樽を出荷していました。大きく見えますが標準のバーボン樽ですね。




蒸留所の一角で樽に水を撒いていました。
乾燥を防ぎニュースピリットを仕込むためでしょうか?真の目的は分かりませんでした。




ウェアハウスは3階建てです。




湖畔の水影と緑の樹木、そして煤けたウェアハウス。全てが絶妙なバランスでした。

DALMORE蒸留所は見学とまでは行かず非常に不満が残りました。
気を取り直してGLEORD蒸留所へ行きましょう。




GLENORDへはA9→B237と進んでゆきます。観光施設なので近くに行けば案内があります。
小麦畑は収穫を終えたばかり。この付近は平地が多く大規模畑作地帯です。




ゆっくり30分ほど走ると、蒸留所へ到着します。緑がきれいな蒸留所です。




早速ビジターセンターへ行きます。この蒸留所は、道路からPot-Stillが見学できます。
早速見学すると、、、なんと足場が組まれて改装中でした。




ビジターセンターで話を聞くと、来春まで大規模な修理を行うようで、現在閉鎖中でした。




折角なので、ビジターセンター内を見学。見学用のウェアハウスも見ることが出来ます。




この蒸留所のシンボルモルトを頂いて、見学を終えます。

何だか中途半端な蒸留所見学が続きましたが、長旅にはトラブルが付き物。
気を取り直して、本日の宿泊場所へ急ぎましょう。

60km先のアラプール(Ullapool)という港町を目指します。
山越えなのでちょっと大変かもしれません。


  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:51Comments(3)TrackBack(0)ニュース

2010年10月13日

★Scot蒸留所巡り GLENMORANGIE 編

続いてGlenmorangie蒸留所へやってきました。Balbrair蒸留所から15分くらいの距離です。
この付近で一番メジャーな観光スポットになっています。

来場者も多く、ツアーも大人数で行われます。
ちょっと面白味に欠けるかもしれませんが、一度は見学しておきたい場所です。




さすがにHenessy傘下だけあり、看板からして洗礼されています。
A9沿いにたくさん掲示されているので、見落とすことはありません。




ヒースに覆われた蒸留所。隅々まで掃除が行き届いています。壁もきれい。
今まで見た蒸留所とは格段に違います。さすがヘネシーですね。




芝も手入れが行き届いており、明らかに「見られること」を意識した蒸留所です。




使用済の樽が蒸留所の一角に並べられていました。
蒸留所フリークには、むしろこちらの風景が美しいと思いますね。

屋外に置かれた樽は雨ざらしで埃まみれになりますが、再利用には問題ないのでしょうか?
栓がされていないものがほとんどでした。

ツアー料金は2.5ポンド。撮影は全てOK。ウェアハウスの見学も撮影も出来ます。
見学のポイントは、もちろん世界一の高さを誇るPot-Stillとウェアハウス。




見学はモルト倉庫からスタートします。ここで一通りの製造工程を聞き、次へ移ります。




巨大なMash-Tun。完全密閉で清潔を保っています。




Wash-Backはステンレス製。
歴史のある蒸留所ですから木製を使っていると思いましたが金属を使っていてかなり驚き。

逆に言えば、品質管理に特化した仕様で製造しているということですね。
雰囲気としてはラフロイグ蒸留所と同じ感じでした。




発酵終盤期の槽。発酵香が強烈です。
香りをかぐ時は、槽の中に鼻を入れてはいけません。アルコール香で驚きますよ。
こういう場合は、手で香りを手繰り寄せるのがコツ。




いよいよクライマックスのStill-Room。
むかしはかぶと上部のパイプ部分は撮影禁止だったらしいですが、今はOKです。

グレンモーレンジのポットスチルはスコットランドで最も高い形状。
まるで煙突のような高さです。見上げると首が痛いです。




管理は専用PCで行われています。この部屋はサウナのような暑さなのですが、
管理者の席の付近は下から冷風が吹き上げていました。




ポットスチル下部の加熱部分。蒸気で加熱するため、下部はすっきりしています。




見学用ウェアハウスへ向かいます。この中はフラッシュ撮影OKでした。
蒸留所によって規制が異なるので注意が必要です。

見学用とはいえ、製品が静置されていますので、叩いたりしてはいけません。




管理用のラベル。2008年の仕込樽であることが分かります。




ウェアハウスの周囲は樽からのアルコールにより黒く汚れています。
決してキレイな倉庫では有りません。




ジムビームのバーボン樽を使っていました。

この後ビジターセンターで試飲をし解散です。
人気の蒸留所なので参加者が多いですが、見学はゆったり行われます。




アイラ島の蒸留所とは雰囲気もガラリと変わり、いかにも観光用の施設になっています。
これから見学するスペイサイド地区などの蒸留所もみんな同じような対応になります。

蒸留所を様々面から体感するには、やはりアイラ島の蒸留所が良いです。
メインランドの蒸留所は、これから述べてゆきますが、様々な制約が付きまといます。

とはいえ、気持ちを新たに次へ移動します。スケジュールとしては宿泊先へ移動なのですが少々早い。
近くにはDALMORE蒸留所とGLENORD蒸留所がありますので、そこへ見学に行くことにします。

  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:48Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月12日

★Scot蒸留所巡り BALBRAIR 編

Balbrair蒸留所はGlenmorangie蒸留所やDalmore蒸留所と同じHIGHLAND北部の蒸留所です。
GlenmorangieやDalmoreは有名で広く知れ渡っていますが、Balbrairは通好みの蒸留所です。

一般には見学者を受入れておらず、予約者のみ見学が可能です。
但しネットでも予約が行われていないため、電話かつてが無ければ予約が出来ません。




私の場合、宿泊先の宿から予約をお願いし、見学日程を作りました。
途中までは全く問題なく進んでいたのですが、前日に蒸留所のマネージャーから
日程変更のメールが来たので大変でした。

結果的にはお互いに時間が全く合わなかった為、外側から見れる部分だけ見学しました。




Balbrair蒸留所はエダートン(Edderton)という列車が止まる小さな街にあります。

蒸留所の歴史は古く、密造の時代を含めると、1790年から操業しています。




周囲にはヒースが咲き乱れとてものんびりした蒸留所です。




蒸留所の過ぎ脇を列車が通っている。蒸留所の煙突とキルン塔はとても目立ちます。




ゲストハウスは無く、事務的なオフィスが石造りに古い建物の中にありました。
本当は蒸留所のマネージャーと待ち合わせの予定でしたが、結局会えずじまいでした。




古い歴史のあるベルが有りました。
あとで確認しましたが、ドイツのアート作家からのプレゼント、とのことです。
(残念ながら、特に歴史は有りませんでした)




Mill-Machineは他の蒸留所と同じものが備え付けられていました。
スコットランドの蒸留所は皆同じ機械を使っているようです。




Pot-StillはWash-Still1台。Spirit-Still2台です。
Spirit-Stillの片方は小さく、現在は稼動していませんでした。




ウェアハウスもかなり小さめです。




カスクステーションではカスクの修理などが行われていました。




ウェアハウスは3段積み。下は土むき出しの状態です。

あまり深く見学できませんでしたがBalbrair蒸留所は以上です。
出来れば次回はまともに見学したいですね。



  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:54Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月12日

★Scot蒸留所巡り CLYNELISH 編

今日はインバネス(Inverness)付近の蒸留所を見学します。
複数の蒸留所を巡るので効率よく行動したいものです。




最初の蒸留所はClynelish。とても柔らかく上品なモルトを作ります。
見学者を受入れていますが、基本的に施設内は撮影禁止です。

今回はDiageo本社にお願いし、撮影の許可を頂きました。
ダメで元々と思いましたが、頼んでみるべきものです。

見学費用は5ポンド。ウェアハウスの見学は有りません。撮影も基本は禁止。
ポイントは木製とステンレス製を併用するWash-Backと、隣接する旧BRORA蒸留所の見学です。




隣接するBRORA蒸留所は随分前に閉鎖されてしまいましたが、施設は残っています。
また、ここに貯蔵されたシングルモルトBRORAはとてもおいしく、驚くほどの高値。

それだけにマニアックなファンの間では垂涎の一本として評価されています。
私も一回だけ飲みましたが、確かにおいしいです。




Clynelish蒸留所のシンボルはワイルドキャット。
この付近には昔から野生の猫が多かったのでしょうか?




ビジターセンターは小さいながら充実しています。

早速見学開始です。今回は私のためだけに特別の見学が行われました。
ありがたいことです。さすがDiageo本社様々です。




比較的大きなMash-Tunが有りました。

いつも思いますがMash-Tunは美しいと思います。
金属で覆われた不格好な形状、丸みのある曲線、中は荒々しいかき混ぜ棒の数々。

うっとりするのは私だけでしょうか?




毎日フル稼働のMash-Tun。ご苦労様です。
あなたが毎日マゼマゼするから、酵母がデンプンを分解できるのです。




一方こちらはWash-Back。多くの蒸留所では木製のWash-Backを使います。
木製の方が、周囲に付着している微生物による発酵補助効果が高いらしい。

Wash-Backを見ると、私は生命の息吹を感じずに入られません。




初めは沸々と、真ん中は洗濯機のように激しく攪拌され、、最後は穏やかに静置される。
この一連のステージをそれぞれ見ると、まさに生命の不思議を感じます。




Clynelish蒸留所は実験的に2つのステンレス製のWash-Backを用いています。
木製に比べ大きな違いはあまりないようです。

2つの種類のWash-Backを使う取組みは面白いですね。




Still-Houseには入る事ができませんでした。何やら秘密があるようで入室禁止の様子。
残念です。




見学の後半は、BRORA蒸留所施設の見学です。最初はウェアハウス。
ここにマニア垂涎のモルトが眠っています。

ちなみにClynelishの場合は、蒸留されたニュースピリット(New-spirit)はこの地では
樽詰めされず、グラスゴー郊外にあるDiageoの倉庫で保管されています。

蒸留所から毎日タンクローリーで運び出されています。




施設は閉鎖されてから相当年月が経っている様子。




Pot-Stillもそのまま残っています。少し手を加えれば、今でもすぐに使えます。


さあ、Clynelish蒸留所の見学はこれで完了です。
Still-Houseへ入る事ができず残念でしたが、やむを得ません。

次の蒸留所は更に南に下ったbalblair蒸留所です。

  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:30Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月11日

カベルネ・ソーヴィニヨン 収穫体験

今日はウィスキーを離れてワインのお話しです。

前回のカベルネ・ソーヴィニョンの収穫から1ヶ月。
色々なトラブルに見舞われたVINEYARDですが、本年度最後の収穫です。
果たして着色はいかがなものでしょうか?

今年の甲府の勝沼地区は大規模なべと病に侵されました。
VINEYARDの葡萄はほとんど病気にかかり、まともに生育できる状態では有りません。

中には契約農家から全く納品されない、などという状況もありようです。
ワインは生き物、とよく言われますが、そのことが肌身で分かります。

ウィスキーのように何年も熟成させ、ある意味で均一な味に仕上がる飲みモノに比べること
ワインはとてもリスキーだ。

ただし年度年度の葡萄の仕上がりの違いで、全く異なるものに仕上がるので、面白い分野でもある。
前置きはさておき、早速収穫です。


奥野田ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン収穫




あいにくの雨の中の収穫です。本来なら雨の日の収穫は行ないませんが、今日は特別に実施。
圃場では収穫だけ行い、摘果は休憩場所に戻って行ないます。




圃場は最後の収穫を待つカベルネが実っています。果たして問題の着色はいかがでしょうか?




結構良い色付のカベルネ。これは期待通りの着色でしょう。今日の作業に期待が持てます。




比較的着色の良いものが見受けられました。

が、ある列はそうでなかったり、ある部分は殆どベト病に侵されていたり、、、
ワインは生き物であることを改めて知ることになりました。




今日は本気の収穫のため、いつもの精鋭が集まりました。
おかげで収穫が格段に早く、雨天の収穫でも影響が少なく済みました。




休憩後、早速摘果を行ないます。この作業は慎重におこなう必要があります。
みんなで輪になり、雑談しながらどんどん摘果してゆきます。




比較的綺麗な状態のカベルネ・ソーヴィニヨン。実はこのような綺麗なものは稀。
来年こそ本島のカベルネをみたいものです。




今日の昼食はおつまみとカレーライス。その前に、、、、、




先日樽から開けたばかりの昨年度のカベルネ・ソーヴィニヨンを頂きます。
昨年度はとても天候に恵まれた年で、糖度も着色も理想通りの葡萄ができました。

従って、その葡萄を仕込んだワインが美味しくないわけがない。早速頂きます。
静置した時の香り、空気を含ませた時の香り、味がどんどん変わります。
この時期のワインを飲んだ人にしか味わえない特権です。

予想以上の出来上がりです。早くリリースして欲しいものです。

雨の中の摘果作業もどんどん進み、1/3程残して作業終了です。
皆さんご苦労様でした。

我々がお世話になったVINEYARDとも暫しのお別れです。
来年こそ、美しい理想的なカベルネ・ソーヴィニヨンを見たいものです。

それまでゆっくりお休み下さい。




今回の土産品。先日仕込んだデラウェアが早速リリースされました。
とても甘く、果実をそのまま戴いている感じ。これは良い出来です。

甘いワインというより、ほとんどジュース状態ですが、それがまた良い。
新酒ならではの味わいです。

数本購入し、1本は即飲み、残りは家で熟成させることにします。




もう一本は噂のスペシャルを購入。奥野田のすべての葡萄を合わせたスペシャル版。
リリースアナウンスもしていないため、まさに特別な一品です。

内容ですが、ちょっと不思議な味わい。確かにリリースするには微妙なラインだ。
いろいろ混ぜている関係か、ワインと言うより老酒ぽいテイスト。

かなり癖はありますが、皆さんいかがですか?




帰りはいつもの葡萄屋さんに立ち寄り、自宅用の葡萄を購入。
ピッテロビアンコを取り扱う葡萄屋は少ないので、貴重な存在です。

ピッテロビアンコは地中海方面の葡萄で皮ごと食べられます。甘みは強いが香りは殆どありません。
ただし食感は絶妙です。葡萄の中ではおすすめ度高いです。




自宅用なので、粒が小さなお得なパックをチョイス。500g以上入って500円。
自宅で食べるにはこれくらいが丁度良いです。


さあ、今年も奥野田ワイナリーにはとてもお世話になりました。
しかしワイナリーはこれからの時期が一番神経を使う時期。

時間を見ては訪ねて行きたいと思います。
スタッフのみなさん、お体にご留意頂きながら、美味しいワインをお願いいたします。
  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:40Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月11日

★Scot蒸留所巡り HIGHLAND-STONE 編

昨夜はソーサ(THURSO)にある大型スーパーテスコ(TESCO)で食材を買い込み
宿泊先のB&Bで食べながらPC作業をしていました。

徹夜で走行した疲れもあり、ぐっすり眠る事ができました。
今日も結構な走行距離が有りますので、気合を入れて行きましょう。

今回宿泊先に選んでいる場所はB&B(Bed&Breakfast)という形態の宿。
日本で言えばペンションのようなもの。比較的値段も安く静かで快適です。




スコットランドの朝食には必ずフルーツが出ます。朝から健康的な生活です。




今回お世話になったB&B Auld-Post-Officeのご夫妻。
B&Bは2年ほど前に開始したようで、ベッドやシャワールームはピカピカでした。




宿泊場所はA8号線沿いのソーサとラセロン(Latherone)の中間地点。
この付近は風の通り道のようで風力発電用の風車が沢山ありました。




風車に埋め尽くされた丘。スコットランドでは風力発電の設備をたくさん見ました。
エコ先進国ですね。




B&Bの近くには地元の方しか知らないようなStoneがたくさん有りました。
Achavanich-STONEもその一つ。小さな湖を見下す丘の上に小さくあります。
   
地図で見ると、この付近には他にもたくさんのStanding-Stoneがあります。
但し住宅の裏手などに多く、近づくことが容易ではありませんでした。残念。




昨晩、霧で悩まされた海岸付近のA8号線。
昨晩は暗く敵がつきませんでしたが、日中見ると、とても怖い場所です。

A8号線をブローラ(BRARO)付近まですすみ、右に小さくグレンロッホ(Glen-Loch)
と標識がある。これに従い山の中を深く入り込む。




シングルトラックだが対向車があり、とても怖かったです。

谷間を奥まで進んだところにあるStone。




足の踏み場も作られていない斜面を登り、近づく必要があります。
草に覆われたSTONE。普通の人では気が付かないでしょうね。




実はこの近くに是非とも見たいSTONEがあったのですが、結局分からずじまいでした。
次回は必ず訪ねます。

朝一番の目的を全て果たしましたので、次の目的である蒸留所見学を始めます。

  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 01:11Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月11日

★Scot蒸留所巡り ORKNEY-STONE 編

雨足が一段と激しくなってきた。SCAPA蒸留所を去る頃にはまるで台風の様子。
こんな状態で果たしてSTONEは見学できるのか?

いやいや、STONEのためにこんな北端まで来たのです。
見学しましょう。触れましょう。癒されましょう。

まずは外気を確かめる。まあ程程ほどの寒さ。それより風が強い。
横殴りなので、傘は使い物になりそうも無い。

半袖・短パン・サンダルという格好に上だけ雨合羽を羽織る。
この服装なら、ずぶ濡れになってもすぐに着替えられます。

さあ、勇気を振り絞って外に出ましょう。
こんな馬鹿な事をしている人は私しか居ません。

というか、周囲には殆ど人が居ませんので、独占状態です。

OrkneyのStoneは、フェリー乗り場があるストロムネス(Stromness)の近くにあります。




最初に登場するのはwatchstone。湖の間を一本の道が通っている。
その道の袂に、門番のようにStoneが立っています。

孤高の存在。ちょうどこの先にStone-Circle Ring-of-Brodgerがあります。
まるでBrodgerの門番のような存在です。

元々は大きなサークルの一部だったようです。




その手前にあるStenness。
これも元々はサークルなのですが、今では一部しか残っていません。




鋭角で独特の形状は、明らかに意図的に削られた意匠です。
果たしてどのような目的が有ったのでしょうか。




このような構図も、いとも簡単にできてしまいます。不思議な形状と並び方です。




ますます風が強くなってきましたが、このまま見学を続けます。
一旦車に戻り、車でRing-of-brodgerへ移動。




Ring-of-Brodgerは小高い丘の上にあり、遠くからでも形状が良く分かります。
す、す、すごい。




見事に円状に並んだ石群。あまりに巨大すぎて、目の前のものが信じられません。




サークルを構成するそれぞれの石は非常に薄い。
一部の石は剥離防止のためコンクリが打たれていました。




円周上にきちんと並んだ石ですが、おおよそ1/5は崩壊していた。
崩れ落ちた石や倒れた石は、元に戻さず倒れたままにしておきます。

しかしながら不思議な形状の石が多いです。
ARRANやISLAYなどのStanding-Stoneに比べ、意匠が個性的で豊かだ。




明らかに人工的な工作過程を経て立てられている事がわかる。

ゆっくり見学し、楽しい時間を過ごしました。




さあ、フェリーに乗ってMainlandへ戻りましょう。
今日は久々のベットでしたが、興奮して眠れそうも有りません。

  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 01:02Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月9日

★Scot蒸留所巡り HIGHLAND-PARK 編

ORKNEY島へ無事到着しました。ORKNEY島の第一印象は「どこまでも平ら」。
ISLAY島に比べ高い山も少なく、どこまでも平地が続きます。

天気は荒れ模様。横風が強いが、雨はほとんど降っていない。
天気予報では午後からは雨交じりの暴風のようです。

STONEの見学が心配ですが、まずはORKNEY島の中心部カークウォール(Kirkwall)へ
向かう事にします。中心部から郊外の高台に向かって車を向かわせます。




今では住宅地になっているこの辺りも、昔はのんびりした丘だったはず。
HIGHLAND-PARK蒸留所は、そんな平らな島の高台にあります。

フェリー到着が10:20。ゆっくり走っても30分ほどで蒸留所へ到着します。
丁度11時からのツアーに間に合いますね。

ツアー料金4ポンド。Pot-Stillのみ屋外から撮影。それ以外は自由撮影。
ウェアハウスはガラス越しの見学になります。

見学のポイントはフロアモルティングの様子です。




高台の斜面に沿って蒸留所が存在します。まさにハイランドです。




ウェアハウスも斜面に沿って建てられているため、一部は舗装路の下になります。

歴史を感じる石造りのウェアハウス。まさに威風堂々とした趣です。




まさかこの門をくぐる事になるとは想像もしていませんでした。
最北の地にある蒸留所Higkland-Parkのエントランスを飾る素敵な門とロゴ。

蒸留所は保管しているアルコールにより外壁や建物が黒くすすけ、暗くなりがちなもの。
ちょっと汚くすら感じてしまいます。




Highland-park蒸留所では、ゲストハウス周辺に花などを植える等して、
柔らかな演出を心がけています。




ゲストハウスはリニュアルされたばかりでとても美しい。

スコットランドの蒸留所は観光施設に認定されているため、
レセプションルームがとてもきれいです。

内部は外観の煤けた様子とは全く違うので、そのギャップに驚かされます。




ゲストハウスで売られていた珍しいもの。蒸留したばかりのNEW-MAKE-SPIRIT。
蒸留所ならではのお土産です。しかも安い。




さてツアーの開始です。最初はフロアモルティングの部屋へ。
奥にずっと長い部屋で、全面にbarleyが広げられています。




barleyをまさに乾燥中。この時間はピート焚きは行っておらず、全て石炭のみでした。
全ての時間でピートを焚いて燻している訳ではありません。




続いてMash-TunとWash-Backを見学。
但しツアーのコース近くにWash-Backが無いため、遠くからの見学となります。

Wash-Backの中も見ることは出来ません。Wash-Backは木製でした。




続いてPot-Stillの見学。まずは建物の外から撮影タイム。

スチルハウスの中に入っての撮影は許可されませんでした。
カメラがショートの原因となり爆発するから、、、と言うのが主な理由です




最後はウェアハウスへ向かいます。
ウェアハウスの一部がビジターに解放されていて、一部がガラス加工されています。

入り口部分に様々な樽素材が置かれていました。
左側には加工前の天板部分が井桁状に高く詰まれています。




見学者はガラス越しにウェアハウス内を見学します。
驚くほどヒンヤリしていますが、香りはほとんど有りません。残念。

Highland-Parkの骨格となるシェリー樽がたくさん貯蔵されていました。

再びビジターセンターに戻ってオフィシャル10年の試飲で終わりです。
ハイランドの地で熟成されたおいしいモルトでした。さあ、次へ移動です。




SCAPA蒸留所はHighland-Park蒸留所の近くにあります。

見学をしたいところですが、見学者の受入を行っていません。
見学するための人脈も手段も無く、外側からの見学だけです。

SCAPAはシーバスグループ。日本ではサントリーが正規輸入代理店になっています。
実に塩っぽいモルトで個人的に好きなジャンルです。




ウェアハウスは明るい石造で赤がシンボルカラーになっています。




奥の方に事務所が有りました。いつかは中に入って施設を見学したいです。

SCAPA蒸留所は、見学と言うより覗き見程度で終わってしまいました。
粛々と次の取組みに移行です。


わざわざISLAY島から450kmも走行して北の地ORKNEY島まで来た理由。
第一の目的Highland-Park蒸留所見学の次は、STONEです。


  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 00:06Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月8日

★Scot蒸留所巡り DRIVE&STONE 編

ポートアスケイグ(Port-Askaig)は小さな港町。
ポートエレン(Port-Ellen)に比べると、周囲にはホテルが数件しかない町です。



この港からJURA島とMAINLANDへのフェリーが定期的に出港しています。

特にメインランドへ向かうフェリーは15時半に出港し、17時半頃ケナクレイグ
(Kennacraig)へ到着します。

この時間のフェリーを利用するメリットは、メインランドに到着してから移動が楽な事。
ケナクレイグ到着後はキャンベルタウンへもオーバンへも明るいうちに移動が可能です。

午後のけだるい日差しの中、フェリーに乗って移動するのも楽しいですよ。




JURA島へのフェリー。フェリーと言うより渡し船です。車も数台乗ると満杯です。
潮の流れが速いので、まっすぐ進む事ができません。




蒸留所の定番のお土産。各蒸留所のモルトが混ぜられたlip-Creamです。
但しlip-Creamというより、ウィスキーを口の周りにつけている感じです。
強烈なモルト香ですから驚かないように。




いよいよフェリーに乗船。往路で乗船したフェリーと同じでした。
フェリーの中でUターンさせられました。

ケナクレイグに向けて出港です。




さすがに大きなフェリーなので、海流に流される事は有りません。
力強く進んでゆきます。

さて、この先の予定ですが、ISLAY島からORKNEY島までMAINLANDを縦走します。
距離にして450km。東京からだと仙台や岐阜付近までの距離。

しかも高速道路などは無いため、ずっと下道を走ります。
但し、日本と違い、信号などは有りませんし、制限速度も街中以外特に有りません。

一見楽なように思えますが、鹿などがよく飛び出して来ます。
完全に真っ暗、道路上には自販機やコンビニなども有りません。

いろいろと立ち寄りながら行く予定なので、想定では9時間近く掛かります。
早くても午前3時ごろフェリー乗り場到着ですね。さあ、出発です。

立ち寄りのメインは当然STONEです。

コース上にキルマーティン(Kilmartin)という広い渓谷があります。
ここにはたくさんのStone-CircleやStanding-Stoneがあります。




バリミーノフ(Ballymeanoch)のStanding-Stone群。
手前に2つ、奥に4つ立っています。




きちんと一列に並んでいる事がわかります。見事な造形です。




ネザーラーギー(Nether Largie)のStanding-Stone群。




今にも動き出しそうな形状の石です。
わざわざこの形状の石を用いたのか?削ってデザインしたのか?

いすれにしても、何かの意図があったものと思われます。




すぐ近くある、倒れかけたStanding-Stone。

多くの石は、土の中に50センチほどしか埋まっていません。
長い年月の間、立ち続けている事が逆に不思議です。




先端だけが折れてしまったStanding-Stoneもあります。
近くには「直さないで下さい」との看板もありました。




テンプルウッド(Temple-Wood)の名が付いた、Stone-Circle。
数多くのストーンサークルが有りますが、特異的な存在です。

とても不思議な気持ちに包まれます。




海を見下ろす高台にも、孤高のStoneが立っています。
どのよう意図で作ったのものなのでしょうか?

さあ、眼福に預かった後は、走るだけです。

スコットランドの9月上旬では20時ぐらいまで外は明るい。
走るのはとても楽です。途中のスーパーで食料などを買い込み、先を急ぎます。

コース的には ケナクレイグ→A83→A816→A85→A828→A82→A9→サーソ
となります。




→夕闇に染まるオーバン(Oban)
→大雨のポートウィリアム(Port-William)
→真夜中の真っ暗なネス湖(Loch-Ness)
→深夜でも眠らない街インバネス(Inverness)
→スピード違反で捕まったブローラ(Brora)
→大霧のラセロン(Latherone)
→終着の港サーソ(Thurso)

と、無事に走りぬきました。

ブローラでは、街中を走行する際に制限スピードを守らず、警察のお世話になりました。
幸い処罰は無く注意で済みましたが、一時はどうなる事か不安でした。

特に困ったのは飲酒運転を調べる機器。
この時間、飲酒はしていないため全く問題は無いのですが、機器自体が外人サイズのため
満足な量の吸気を送り込むことが出来ず、大変でした。

現地到着2時半。

予定より早く着いた為、フェリー出発まで仮眠することにしました。

しかし、あまりの寒さ(外気温10度)に途中で何度も目覚めました。
さすがに風が吹きぬける港だけあります。




無事朝一番のフェリー(8時半発)に乗船します。




目指すORKNEY島は霧の中。この付近の海流は常に大暴れのため、船が良く揺れます。
メキシコ湾海流が直接当たる外海のためかも。

天気予報ではORKNEY島は嵐。さて、どうなる事でしょう。  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:13Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月8日

★Scot蒸留所巡り BUNNAHABHAIN 編

ポートエレン(Port-Ellen)からbunnahabhain蒸留所までは1時間程度掛かります。
結構な時間が掛かります。小さな島と思いながら、意外に大きいです。

ポートエレンからは、飛行場脇の主道路ではなく、一本山側を走る裏道が良い。
シングルトラックなので走り難く、交通量も有りますが、眺めは最高です。




bunnahabhain蒸留所までは断崖絶壁のシングルトラック。
この道を蒸留所の大型トラックが走るのですから驚きです。




ようやく入り口に到着。




bunnahabhain蒸留所はISLAY-MALTの中では優しい味わいになります。




蒸留所の前にある砂浜はとても美しいです。




昔はこの桟橋から直接樽を運んでいました。




OLOROSO樽が沢山有りました。オロロソ樽はモルトウィスキーの熟成に良く用いられます。

オロロソはSHERRYの一種で、アルコール度が18度になるまで酒精強化されたもの。
非常に甘くなります。一方フィノは酒精強化が低く、フレッシュな辛口が特長です。

オロロソ樽の方が、樽への浸み込み度合いが強く、シングルモルトの熟成に適している
と言う事でしょうか?オロロソ樽でフィニッシュしたモルトを多く見かけます。

予約をしていたのですが、正しく伝わっていなくツアー見学は出来ませんでした。
残念ですが、融通が利かないのもISLAYの特長です。




なんとか時間を作って、Pot-Stillだけ撮影させて頂きました。

bunnahabhain蒸留所のPot-Still。2セットあります。




巨大な錆び色のPot-Stillは迫力満点。

容量は他の蒸留所と同じですが形状が独特なため、非常に大きく感じます。




左がWash-Still、右がSpirit-Still。
Washはすっきりした三角フラスコ、Spiritは火の玉型。

Spirit-StillはLowwines-Stillとも呼ばれています。
一般的に容量はWash>Spiritになっています。

これだけ形状が異なるのも珍しいですね。




右がWash-Still。奥がSpirit-Still。
この角度ですと、どれぞれが独特の形状であることが分かります。

こういう曲線はいつまでも眺めてみたいです。




こんな蒸留所でも管理はパソコンです。まさにIT時代がここまで浸透しています。




ウェアハウスの壁はアルコールのシミで黒くなっています。




周囲にはヒースが咲き乱れています。




フェリーまで時間が有るので、隣にあるCaol-ila蒸留所へ足を伸ばします。
隣とはいえ、蒸留所間を直接結ぶ道は無いため、一旦戻ります。




Caol-ila蒸留所も海の目の前にあります。
前面はJURA島との海峡になり、潮の流れがとても速いことで有名です。




Caol-ila蒸留所はDiageoグループの蒸留所。
カメラ撮影禁止の蒸留所なので、外側からPot-Stillを撮影。

見学する時間が有れば、Still-HouseからJURA島をぜひ見ましょう。
Pot-Stillの美しさが一段と増しますよ。




レセプションルームも全く力が入っていません。
これは同じ系列のLagavulinも同じでした。

さあ、これでISLAY島の見学は終了です。結果的にはbunnahabhain蒸留所が中途半端に
終わってしまいましたが、前回と今回の2回の訪問で全ての蒸留所を巡る事ができました。

ISLAY島の蒸留所は、基本的に色々な事が体験でします。
特にフロアモルティングや、若ビール試飲などは蒸留所見学の醍醐味です。

スコッチの蒸留所を見学するならば、是非ISLAYがお勧めですね。
ISLAYの蒸留所のツアー時間に関しては、このページに一覧でまとまっています。

ISLAY島の古い蒸留所の話も記載されていてとても参考になります。
http://www.islayinfo.com/menu-islay-whisky.html

それではこの辺で、ISLAY島を後にしましょう。

続いてはこの旅で一番危険な長距離ドライブです。
ISLAY島からORKNEY島への爆走450km移動です。果たして無事にたどり着けるでしょうか?
  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:09Comments(0)TrackBack(0)ニュース

2010年10月6日

★Scot蒸留所巡り LAPHROAIG 編

さて、急いでLaphroaig蒸留所へ向かいます。
急げば10分ほどで到着しますが、シングルトラックなので運転には注意が必要です。




Laphroaig蒸留所に着く頃にはちょっと晴れ間も見え隠れしてきました。

ツアーは5ポンド。ウェアハウスの見学はありません。撮影は自由。
見学のポイントは、フロアモルティングとキルン塔での燻蒸体験。
それとNo.1 Spirit-Stillですね。




ビジターセンターの奥にFriend-of-Laphroaigの部屋があります。
ツアーはここからスタートします。

この部屋の入り口にはFriend-of-Laphroaigの会員リストがストックされています。
会員リストは閲覧も出来ますので、お時間があれば是非どうぞ。

Friend-of-Laphroaig会員の方は、受付の際、会員証を見せましょう。
帰りにちょっとしたお土産があります。




ツアーは多少遅れてスタート。
10分程度の遅れは当たり前の、ゆったりとした島時間です。




最初にフロアモルティングを見学。モルティングフロアは全部で2つあります。
いろいろな蒸留所でフロアモルティングを見ましたが、laphroaig蒸留所が一番広いです。

冬季などツアー人数が少ない時は、実際に作業体験も出来ます。




Barleyはしっとりしています。噛むとほのかな甘みを感じます。




すぐ隣の部屋が乾燥室。この部屋の中はピートの煙が充満しています。
実際に入室して燻される体験ができます。体全体がピート臭くなりますのでご注意を。




すぐ下の燃焼室では石炭とピートが一緒に焚かれています。

ピートは煙を出しますが、主燃料にはなりません。
石炭の力を利用して初めてピートの煙が活きて来ます。煙の量が想像以上で驚き。

続いて発酵棟へ向かいます。
入り口部分にはチャールズ皇太子が訪問された記念写真が沢山飾られています。




LaphroaigのMash-Tun、Wash-Backは共にステンレス製です。
Mash-TunはLauter-Tunと標記されています。

ビールの世界では、Mash-Tunが糖化槽、Lauter-Tunが濾過槽と分けられていますが、
Laphraoigは同じ意味で用いていました。




発酵が完了したWash-Back。とても良い香りです。




ここでは発酵が終わった若ビールを飲ませてもらえました。




きちんと人数分取り分けられます。




大きなWash-Backが4器有りました。
生産量から考えると、すこし少ない気がします。




別棟に有るPot-Still群。全部で7機あります。3セット+再留1機の構成です。
Wash-StillとSpirit-Stillの大きさの違いが良く分かります。




一番奥に少し大きい再留釜があります。この一つだけがイレギュラな形状です。




Wash-StillとSpirit-Stillではボトムの部分の形状も異なっています。
赤がWash-Still、黒がSpirit-Stillです。




最近話題のPOT-ALE。初留釜に投入された発酵液は、蒸留されることでアルコールと廃液に分かれる。
おおよそ2/3が廃液として排出されます。廃液は圧縮し家畜の餌にしたり沖合に排出したりします。

BRUICHLADDICHではこの廃液を燃料化しているようです。再利用に向け各社が競い合っています。




No.1 Spirit-Stillと普通のSpirit-Still。違いが良く分かります。




No.1 Spirit-Stillは普通のSpirit-Stillの倍の大きさが有りました。




Filling-Stationでは、まさに樽詰め中。貴重な場面を見学できました。




Laphroaigのカスク管理バーコード。
昔のオーナー経営者Bessie Williamsonの名前が記されています。




ツアー終了後のお土産。
Friend-of-Laphroaig会員の特権、来場証明書とミニチュアボトルが貰えます。

これで、南側の蒸留所見学は終了。
午後はフェリーの時間まで北東部の蒸留所を見学します。

本日の移動のスケジュールの関係で、帰りのフェリーは北東部のPort-Askaigから乗船。
この付近にはCaol-ila蒸留所とbunnahabhain蒸留所があります  続きを読む
Posted by うさうさガレージ at 23:59Comments(0)TrackBack(0)ニュース